「不倫は都合のいい関係だった」既婚上司を“利用した”30歳女性の告白

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「最初から、将来なんて考えていませんでした」

そう語るのは、都内で派遣社員として働いていたA子さん(30)です。相手は派遣先の上司(37)。妻と小学5年生の息子がいる既婚男性でした。

声をかけてきたのは上司のほうだったといいます。仕事の相談をきっかけに距離が縮まり、関係が深まるまでに時間はかかりませんでした。

「正直、軽い気持ちでした。でも、この関係が続けば派遣契約も安泰かもしれない、とは思っていました」

上司は派遣社員を管理する立場にあり、A子さんにとって無関係ではいられない存在でした。関係が続く中で、次第にのめり込んでいったのは上司のほうだったといいます。

「離婚するから一緒になろうって言われたときは、正直困りました。そこまで考えていなかったので」

しかし、その頃から上司の態度は職場でも露骨になっていきました。A子さんを明らかに優遇するようになり、その様子は社内で噂になるほどでした。

転機は突然訪れます。

A子さんは派遣会社から呼び出され、契約終了を告げられました。理由は明確にはされなかったものの、社内で広まった不倫の噂が影響していたといいます。同時に、上司も会社側から事情を問いただされていました。

「誘ってきたのも、のめり込んだのも向こうなのに、なんで私だけという気持ちはありました」

それでも2人の関係は、A子さんの契約終了後も続きました。そして上司は実際に離婚を成立させます。

しかし、そのタイミングでA子さんは関係を終わらせました。

「奥さんと別れたと聞いたとき、逆に冷めました。この人、本当にやるんだって。そこまでの覚悟を求めていたわけじゃなかったので」

不倫は、どこかで線を引いているから成立する関係でもあります。その線を越えた瞬間、現実が重くのしかかる。

そして当事者の一人であるA子さん自身も、こう振り返ります。

「深く考えていたわけじゃないんです。ただ、そのとき都合がよかっただけで」

不倫に踏み込む側が、常に重い覚悟を持っているとは限らない。むしろ――そこまで考えていないからこそ、関係は簡単に始まり、そして終わるのかもしれません。

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